仕事でのお悩み相談7

相談する達人になれば、どのような未来が待っていると思いますか?

図44

  • 相談の達人になるには、次の3つを守ってください。

1. メモを取るときは固有名詞のみ

2. 話し上手ではなく聞き上手になる

3. 相談内容を不用意に他人に漏らさない)

…です。1.と2.は経済アナリストの青木文鷹氏が述べていたことで、3.は私の経験から得たものです。

  • 固有名詞(○○さん)と相談された相手から呼ばれると、相談者は「この人は私のことをちゃんとわかってくれているんだ」という安心感を与えます。次に聞くことに徹することで、相手は心の中に閉まっているものをすべて吐き出し出してくれる上、相談相手がスッキリした気持ちになり、相談を受けた側のアドバイスを素直に聞いてくれるようになります。
  • 最後は、基本中の基本ですが、これを徹底することで、相手との信頼感が生まれます。
  • ちなみに、相談する達人は相談される達人でもありますよ。とにかく相談するときは相手の助言を素直に聞く「聞き上手」になることですよ。
  • 相談を持ち掛けるときは、お願いします・ありがとうございましたの挨拶は忘れずに!

◇◇◇

  • 私の解答を読んで「違うんじゃないの?」と疑問を感じるかと思いますが、相談すると、相手から逆提案を受けたりします。そうすると立場が反対になり、相談した人が今度は「相談される人」に変わります。そうすると、相談する人も「相談されたときにどうすればよいのか」というスキルが必要になってきます。
  • それを積み重ねることで、「相談されやすい人」「相談されにくい人」の違いが分かるようになります。そして、いざ自分が相談を持ち掛ける相手はおのずと「相談されやすい人」になってくるのです。
  • だから、相談する達人になるには、相談される達人になるのが近道…と考えたわけです。