パソコン修理講座
パソコン修理講座 Acer Aspire TimelineX 3830Tを修理する
- 皆さんこんにちは。オフィス・宮島代表です。今回は代表が愛用しているパソコン「Acer Aspire TimelineX 3830T」のジャンク品(ガラクタ品)をヤフオク(ヤフーオークション)で入手いたしました。これを分解・修理してゆこうと思います。
①裏カバーを取り外す
- まずは裏についているカバーを取り外します。ねじ1本で固定されているので、黄色の〇で囲んだ部分のネジを外します。
- そうすると、このような状態になるので、裏カバーを手前に引きます。
- カバーを取ると、こうなります。
①ハードディスクドライブ(HDD)
②ワイヤレスインターネット送受信機
③DDR3RAM…※1(2GB)
④CPU…※2冷却ファン
⑤冷却用ヒートシンク…※3…となっております
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- ※1…メモリの形式で、現在主流の形式。最新の形式はDDR4
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- ※2…中央処理装置(Central Processing Unit)の略。コンピュータの「頭脳」のこと
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- ※3…コンピュータなど、液体を使って冷却するのが困難なものを冷やすのに使われる、金属製の板のこと。熱伝導率の高い銅でできていることが多い。
②パームレストを外す
- 次にパームレスト(タッチパネルがついている飾り板のこと)を取り外します。まず、黄色の〇をつけた部分のネジを取り外します。この時、どこにどのネジが使われているかを忘れないように、分解前の状態をスマホやデジカメで撮影し、それを印刷しておいてください!
そうすると、「ネジを取り付け忘れた」「ネジが余った」という状態を防ぐことができます。
- ネジを外したら、ひっくり返してパームレストを矢印の方向にチョイと引いてから(②-1参照)「はぐるように」持ち上げます(②-2参照)。この時一気に持ち上げると割ってしまうので、少しずつ持ち上げてください。どうしても上がらない場合は、隙間にマイナスドライバなど、平べったくて少し硬い「へら」のようなものを使って少し隙間を作ってから持ち上げてください。
- そうすると、このような状態になります。
①電源ケーブル
②タッチパネルケーブル
③キーボードケーブル
④USBポートケーブル
⑤カバーセンサ(カバーを閉じたことを検出する)…となっております
③ハードディスクドライブを外す
- ハードディスクドライブを外してみます。まずは①の状態にします。
- ハードディスクドライブは左上にあります。次にハードディスクをを固定しているネジ2つを外します。
- ネジを外した後、ハードディスクを接続しているコネクタを取り外します。
- ケーブルを外す際、矢印をつけた箇所に引っ掛けないように外してゆきます。
- ケーブルを離したら、ハードディスクマウンタと本体の間にマイナスドライバを差し込み、少し浮かせます。
- ハードディスクドライブが持ち上がったら、それをつまみ、矢印の方向に持ち上げます。これでハードディスクドライブが外れました。
④メモリを外す
- これは非常に簡単です。まず、①の状態にします。
- 右下にメモリがありますが、これを取り外すには、左右にあるメモリを固定している爪を外せば外れます。
- 爪は矢印の方向にチョイと動かせば簡単に外れます。
- 同様に反対側の爪も外します。
- そうすると、メモリがポンと飛び出してきますので、あとはこれをつまんで矢印の方向に引けばメモリを取り外すことができます。