「花」の構造について(詳細)

「花」の構造について(詳細)

  • おはようございます。オフィス・宮島です。前回「花」の種類や構造について簡単に解説いたしました。今回は、もうちょっと踏み込んで説明しようと思います。

被子植物の構造について

  • 前回のブログにも登場した図ですが、今回はここに示した花の各部の機能について3行以内で説明してゆこうと思います。

    被子植物の構造

  • 花弁(かべん)
    • 子房や胚珠などを外敵から守る
    • 虫の力を使ってめしべの先に受粉させるため、虫を誘い込む
  • がく(萼)
    • 花弁の存在意義の1つである「子房や胚珠を外敵から守る」役割を持つ
    • 花弁とがくの働きが分かれているもの、同じ働きをするもの、逆になっているものが存在する
  • おしべ(雄蕊)
    • 葯(やく)を支え、めしべの先に受粉させる役目を持つ
  • 葯(やく)
    • 受精に必要な花粉が入っている袋
  • めしべ(雌蕊)
    • 花粉を受け入れて、受精の仲立ちをする
  • 柱頭(ちゅうとう)
    • 葯から出た花粉を受け取る
  • 子房(しぼう)
    • 受精後、発達して果実になる
    • 普段、我々が食している柿やリンゴなどはこの部分を食べている
  • 胚珠(はいしゅ)
    • 受精後、種子になる
    • えんどう豆やインゲン豆、大豆はこれを食べている

裸子植物の構造について

裸子植物の構造

  • 裸子植物の構造は、被子植物に比べシンプルです。
  • 花粉嚢(かふんのう:図中では葯)
    • 花粉が入っている袋
    • 被子植物の「葯」とまったく同じもの
  • 胚珠(はいしゅ)
    • 受精後、種子になる部分
  • 鱗片(りんぺん)
    • 胚珠や葯の保護および受粉の手助けをさせるため、虫を誘い込むもの

まとめ

  • 被子植物および裸子植物の構造はこのようになっています。被子植物は裸子植物が進化したもので、植物としては「完全体」といっても過言ありません。被子植物には、裸子植物にないものがいろいろ加わっています。そこさえ押さえておけば、簡単に違いを理解することができるでしょう。
  • 本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。

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