AND関数・OR関数
AND関数・OR関数とは?
- ANDというのは「論理積」と呼ばれるものです。入力信号と出力信号の関係を次の表に示します。表の「0」というのは入力・出力信号がないという意味で、表の「1」というのは入力・出力信号があるという意味です。
入力1 | 入力2 | 出力 |
---|---|---|
0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 0 |
1 | 0 | 0 |
1 | 1 | 1 |
- 上の表を見てもらえばわかるように、入力1および入力2があった場合に初めて出力が出てきます。すなわち、2つの条件が同時に成立したときはじめてプログラムが作動するということになります。
- ORというのは「論理和」と呼ばれるものです。入力信号と出力信号の関係を次の表に示します。
入力1 | 入力2 | 出力 |
---|---|---|
0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 1 |
1 | 0 | 1 |
1 | 1 | 1 |
- 上の表を見てもらえばわかるように、入力1および入力2のどちらか一方があった場合に初めて出力が出てきます。すなわち、2つの条件のうち少なくとも1つ成立したときはじめてプログラムが作動するということになります。
- これを踏まえたうえで、ExcelでAND関数およびOR関数を使用する方法について解説いたします。
AND関数の使用方法
- まず、AND関数を使用した結果を表示させたいセルにマウスポインタを合わせてクリックします。
- クリックしたら、数式バーに「=AND(A2>5,A2<15)」と入力し、Enterキーを押します。
※条件式は3つ以上設定することも可能です。
- そうすると、AND関数を使用した結果が表示されます。成立するときは「TRUE(真)」、成立しないときは「FALSE(偽)」と表示されます。
OR関数の使用方法
- まず、OR関数を使用した結果を表示させたいセルにマウスポインタを合わせてクリックします。
- クリックしたら、数式バーに「=OR(A1>10,A1<20)」と入力し、Enterキーを押します。
※条件式は3つ以上設定することも可能です。
- そうすると、AND関数を使用した結果が表示されます。成立するときは「TRUE(真)」、成立しないときは「FALSE(偽)」と表示されます。
IF文にAND関数・OR関数を組み込む
- IF文にAND関数・OR関数を組み込むことができます。その場合はこのように行います。
- まず、結果を表示したいセルにマウスポインタを合わせてクリックします。
- 数式バーに「=IF(ANDまたはOR(A2>5,A2<15),"○","×")」と入力してEnterキーを押します。
- そうすると、IF文にAND関数・OR関数を使用した結果が表示されます。
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