3Dプリンタも自作になりました
3Dプリンタも自作になりました
- 近年、3次元CADで作成したモデルをそのまま「形」に出力できる3Dプリンタが2年前に登場し、価格も10万円を割り込むまでになりました。「艦隊これくしょん」を配信している会社で有名なDMMからこのようなニュースが飛び込んできました。
3Dプリンタを自作する必要はあるのか
Hola!
ということで、パーソナル・ファブリケーション大国ことバルセロナから、初回での予告通り、何回かにわけて3Dプリンタを自作する方法を紹介していきます。
と、その前に「”先端的路上表現”を考えていく上で、3Dプリンタを自作する必要はあるのか?」と、まず最もツッコが入りそうな部分について触れておきます。そう、自作などせずとも安価な既成品を買ってしまえば、いきなり本題である「ファブリケーション技術を応用した路上表現」について実践していくことができるわけです。ではなぜ、自作しなければいけないのか。(中略)
世界中で普及しているオープンソース3Dプリンタの礎となるのが「RepRap」 ( http://reprap.org/ ) というプロジェクト。今回はそのRepRapから派生した、比較的安くコンパクトで人気のあるモデル「Prusa i3」をベースに、Hangarの友人ラウルくん( http://www.pratipo.org/ )がさらに安価で入手が用意なパーツに置き換え、リデザインしたMoldstrapというモデルのバージョン16、を、さらにさらに3Dモデルが乗るベッドの部分や、プラスチックを溶かして積層してくエクストルーダー周辺パーツをジェラルドくんが改良したMoldstrap16_bottomMODを制作していきます。(以下略)
3Dプリンタは高い!
- 家庭用3Dプリンタは購入すると安いもので7万円、高いものだと40万近くします。普通のプリンタだと2万円あればかなり高性能なものが買えるのに対し、3Dプリンタはそれの3倍から20倍の値段になります。
- 上のリンクを見てもらえばでは、安く手に入れるにはどうすればいいのだろう?と誰もが考えると思います。その方法は…3Dプリンタを自作すればよいのです。
- そうすれば、2万円でおつりが来る程度の費用で作成することができます。
自作と購入のメリット・デメリット
- 3Dプリンタの自作と購入のメリット・デメリットについてまとめるとこのようになります。
- プリンタを自作される方はこのようなことを踏まえて行ってくださいね。
自作3Dプリンタのメリット・デメリット
- 自作プリンタのメリット
- 非常に安く手に入れることができる(2万円でおつりがくる)
- パーツを自作することで、自由にカスタマイズできる
- 構造を理解しているため、故障した原因を簡単に突き止めることができる
- フィラメントなどの消耗品はある程度自分で選択できる
- 自作プリンタのデメリット
- 組立が面倒。初心者お断り。
- 動作の安定性に不安あり。動かないときの原因が「3Dプリンタ自身の問題」なのか「組み立て方からくる問題」なのかが判別しにくい
- 筐体がむき出しのため、デザインがよくない
既製品3Dプリンタのメリット・デメリット
- 既製品プリンタのメリット
- 作る手間が省けるので、購入してすぐ使える
- 筐体のデザインがきれいなので、インテリアとしても映える
- 取り扱いが簡単
- 既製品なので、消耗品の入手が容易である
- 自作プリンタのデメリット
- 高い!
- 故障したとき、自分で治せないため、メーカに送って修理しなければならない。また修理費が莫大である。
- 場所を取る
- どちらも一長一短なので、自分の知識・財布と相談しながら決めてください。
- パソコンも自作と既製品購入の2系統に分かれて行ったように、3Dプリンタも玄人向けの「自作」と初心者向け・メーカ向けの「既製品」に分かれてゆくと思います。
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