人生お悩み相談7

学校では習わないけれど、社会で重要視されるスキルは何ですか?

図44

  • まずは下のグラフをご覧ください。

    就職時に見る能力①

    引用元:『[en]学生の就職情報2013』就職・採用活動 12月度調査報告 | エン・ジャパン(en-japan)

  • 随分昔のグラフ(2013年)で申し訳ございませんが、企業が新卒学生を採用する基準となっております。小さくて見づらいのですが、一番高く評価するのが主体的・積極的に行動できる能力で、その次が他者との協調性となっております。
  • 次のグラフをご覧ください。

    就職時に見る能力②

  • これも古くて申し訳ございませんが、2013年度(だったかな?)若年者正社員採用基準(企業側)のグラフです。こちらも一番重視しているのが上司・同僚などとのコミュニケーション能力です。近年グローバル化が進み、小中高校で英語教育の拡充が進んでいますが、企業側の外国語能力の評価順位は下から2番目となっております。
    …ということは、国内企業(海外との取引を行っている企業を除く)では、TOEICやTOEFLといった英語のスコアを全然重視せず、社内コミュニケーションによる仕事の効率化・円滑化を重視している…ということがわかります。

現在(2017年以降)はどうなのか?

  • アベノミクス効果による好景気になっても、評価基準は不景気のどん底であった2010年前半とほとんど変わっていないことがよくわかります。それに付け加え「空気を読む力」といった数値で表すことができない能力も評価基準に含まれています。
  • この3つのグラフを見てもらえばわかりますが、学校で絶対学ぶことができないが社会に出て必要な能力は違う世代や異性とのコミュニケーション能力なのです!
  • これはどうやって身に着けるのか?というと…クラブ活動(学校の部活動よりはもっと年齢幅の広いリトルリーグといったクラブチームに所属する)やお年寄りからお子さんまで参加する地域の活動(町内の祭など)というように、違う世代が入り混じる場所に自ら顔を出し、その場に身を置かなければいけません。
  • そうしないと、違う世代や異性とのコミュニケーション能力は洗練されず、ずーっと進歩はしません。