仕事でのお悩み相談5

大人になってからでも教養は身につけられますか?

また教養とは具体的にどうやったら身につけられますか?

図44

  • 大人になって会社勤めするようになったら、会社の忘年会などに参加してみてください。「教養豊かな人」と「無教養な人」との会話を聞き比べてみてください。これは私の実体験なのですが…
  • 教養豊かな人と飲むと、自分が仕事で悩んでいるとき、その悩みを打ち明けると、その問題を解決するためのアプローチ方法を含蓄のある言葉で丁寧に説明してくれる。酒の席で薦められた本を読んでもう一度その人と飲みに行くと、かなりハイレベルな議論を楽しむことができ、その道の専門家やほかの人が知らない情報(酒や食事も含む)などを紹介してくれることがある
  • 教養のない人と飲むと、話す内容が会社の愚痴、「○○さんが△△で××していた」という目撃情報や社内のゴシップ、「央介、お前ここで○○していただろ?」というようなレベルの会話しか出てこないため、飲み会の雰囲気が非常に悪い(ような気がする)うえ、表現も限られた言葉しか使わないので、いい年になっているにも拘わらず少し幼いような印象を受ける

…という具合です。

  • ある程度お金が稼げるようになったら、少し高級なバーとかに繰り出してみてください。そこそこ教養がないと、そこのママさんやマスターと会話ができないので、寂しく無言でお酒を飲む羽目になります。

◇◇◇

  • それはさておき、ではどうやって教養を身に着ければよいのか?
  • 私の場合は、工学だけでなく、政治、経済、サブカルチャー(漫画やラノベ含む)などありとあらゆるジャンルの本を読み漁りました。さらにWikipediaや講談社のブルーバックスの本、Newtonといった雑誌、アニメや洋画・邦画のDVDを片っ端から見ました。
  • その結果、表現力に磨きがかかり、ママさんやバーのマスターとの会話が非常に盛り上がり、気持ちよく酔ってお店を出ることができました。そして、そのお店に行くのが楽しみになりました。
  • 本格的な教養を身に着けるのは、25歳くらいから。ある程度経済的余裕がないと本やDVDなどは買えないので。そこに経験が重なると話に「重み」が出てきて「説得力」が増すのです。