教育問題6

今後学校はどうあるべきだと思いますか?現在の学校のあるべき姿とは何でしょうか?

図44

  • 現在、学習支援をメインとする会社を経営しております。改正学習指導要領や月刊プレジデントなどの教育雑誌を読んで、私なりに考えた「未来の」学校はこんな感じになります。
  • まず、今後の学校のあるべき姿についてです。

未来の学校のスタイル

  1. 不登校の学生は学校に行くことなく、ネットワークを通じて学校の授業を受けることができる。動画を視聴することが「出席」の代わりになる。動画視聴後、確認テストを受けて提出する。これが成績になる

  2. 学校に来る生徒は反転授業(ビデオ教材を使ってあらかじめ家で予習し、学校に行って予習した内容をもとに演習問題を解く)がメインになる

  3. 学校に行かない生徒は、学校指定の会場に行って定期試験および進級試験だけを受ける。その結果で進級が許可される。中学・高校も同様である。(小学校からの留年・飛び級を認める)

  4. 大学以上の高等教育は「職業訓練校」としての大学と「研究機関」としての大学の2種類に分け、自分の希望する進路に基づいて選ぶことができる。高校生は高校在籍中に大学入学適性試験を受け、その結果で自分が進む大学を私立・国立問わず選ぶことができる。(年3回程度受験可能、費用も格安)

  5. 適性試験の結果が「不適」であった場合、高等専修学校に進学し、一定期間教育を受ける。そこを経て就職するもよし、もう一度大学入試適性試験を受けて大学2年または3年次編入することもよし…という具合にする

  6. 大学間のレベルには差がないため、自由にキャンパスを行き来して気に入った教授の講義を受けたり、その研究室に所属して指導を受けたりすることができる。そして、卒業課題および論文を提出した大学で学位記を受け取る。

  7. 社会人のキャリアアップのため、大学および大学院の社会人枠の拡充。
    …というものです。簡単にまとめると、「ICTをフル活用した自分のペースに合わせた学習スタイル」と「進路の複線化」および「社会人のキャリアアップ」です。

現在の学校のあるべき姿は…

  • まずは先に述べた1.および2.の拡充ですね。高等教育に関しては、学費負担の軽減と入学の緩和および進級・卒業の厳格化かな?
  • 英語の授業に関しては、書くこと・読むことに比重を置きつつ、「このような状況では、このような表現を使う(ex.アメリカに出張し、町中のカフェに行って「ベルギーワッフルと目玉焼きとベーコンカリカリ朝食」を注文するには?という状況)という実践的な英語を学ぶため、インターネット掲示板のコメントを書き込んだり、Skypeなどを使ってネイティブスピーカーとマンツーマンで練習したり、実際に注文してみたり…という具合ですかね。
  • 読む・書く・聞く・話すがきちんとできる(資格試験で一定基準を満たすこと)学生は海外に留学する機会を与え、経済的に困難な学生には、奨学金を与え、優先的に留学させる…と「実際に英語を使って生活する機会」を提供することかな?
  • 国語に関しては、源氏物語や平家物語といった古典や技術論文といったものを素材に説明文を通じて表現力を学ぶ…という、古代~現在に至る日本人の考え方について学ぶ授業かな?
  • 理科は座学も必要ですが、もっと実験の授業を増やし、パソコンを使ってレポートを提出させる…と、パソコンの使い方と情報処理の仕方を実践で学ぶといったものですかね。
  • 社会に関しては、近現代史の授業に充てる時間を増やすことかな?

こんな感じだと思います。長文失礼いたしました。