勉強お悩み相談11
小学生から (高校まで) の勉強をしたいのですが、どうしたらよいでしょうか?
- 教科書を使わずに高校の勉強をするにはどうしたらよいか?
家庭で学べる高校数学
- まずは積分の勉強方法ついて説明いたします。
- 揃えるものは次のものです。
- 小麦粉
- 水
- 麺棒
- まず、小麦粉を練ります。練り終わったら塊を同じ重さかつ同じ大きさに分けます。両方を麺棒で伸ばします。
- 次に片方のみを太さ1cm程度に切ります。終わったらそれをばらします。
- ここからが非常にメンドイですが、切ったもの(お判りだと思いますが、うどんの麺です)を一本ずつほどき、隙間なく並べてゆきます。そうすると、麺を作る前の麺棒で伸ばした状態を(ほぼ)復元することができます。
- これより、うどんの麺の幅を細くすればするほど、正確に元の状態に復元できる、すなわち積分の定義そのものになります。(正方形にすると非常に簡単になると思いますが、敢えて円形など、曲線のある形にしましょう)
- 確認が終わったら、料理して家族みんなでおいしくいただきましょう。食べ物を粗末にしてはいけません!
家庭で学べる化学
- 化学で習う原子の充填率の勉強法は…
- 米粉
- 水
- あんこやきなこなど
を使います。
- まず、米粉と水を練って生地を作ります。そして、それをピンポン玉くらいの大きさに丸めます。お判りだと思いますが団子を作るのです。
- 作った団子を三方(なければお皿に)次に示すA~Cのパターンで積み上げてゆきます
- そうすると、Aのパターンがもっともスカスカで、BおよびCのパターンが最も密になり、より多く積むことができる…ということがわかります。
- 次に、余った団子を使ってA, B, Cを構成する最小の単位を作ります。Aなら8個、Bなら20個、Cなら18個(間違っていたらごめんなさい)でA~Cのパターンで積みます
- 積んでみるとわかりますが、Aの場合、1層目と2層目のちょうど真ん中にもう1個入るだけの隙間があることがわかります。これが体心立方(bcc)構造です。
- Bのパターンで積むと、きれいな六角柱のような形になります。これが細密(稠密)六方(fcp)構造です。
- Cのパターンで積むと、AとBを足したような形になります。これが面心立方(fcc)構造です。
(さらに最初のうちはCパターンで積み、途中からBパターンに変えると、「欠陥」の勉強もできます。これは大学の材料学のレベルです)
- このように原子は並んでいる…ということが団子を隙間なく積むことで学ぶことができます。ただし、「モノは原子という小さな粒からできていて、それはは団子のような球体なんだよ」ということを説明しておくことを忘れずに。
- 実験が終わったらお月見をして、あんこやきなこをまぶしておいしくいただきましょう!
- 何度も言いますが、食べ物を使いますので、粗末にしないように!
- このように身近なもので高校レベルの勉強はできます。いろいろ工夫してみてくださいね。