勉強お悩み相談12-1

なぜ女の子に物理・数学嫌いが多いのか?

  • 私が投稿した回答に、次のようなコメントが投稿されました。

(嫌いになる)原因・プロセスについては非常に納得したのですが、「女の子に多い」原因について(推測でも)もう少し触れていただけるとありがたかったです。

  • これについて解説いたします。

図44

  • ご質問に対してですが、以下のようなことが考えられています。ちょっと納得いかない部分があると思いますが、私なりに分析したことを掲載いたします。(原文ママ)

①青年期の子供たちは数学や物理などの「お堅い」教科=「男の先生が指導し、男子学生が受講する教科」と思い込んでいるため、女子学生が敬遠してしまう。すなわち、数学・物理に「性別」を持ち込んでしまう。逆に男子学生は英語や国語といった「やわらかい」教科=「女性教師が指導し、女子生徒が受講する教科」という思い込みがあるため、男子学生は語学を苦手とするのも同じ。(私たちの高専で数学・物理を指導していた教官も、眼鏡をかけて、ワイシャツ・スラックス姿のインテリ風の男性でした)

②中学生から高校生というは、子供たちは学問において進む方向を決める重要な時期である。また、この時期から学校・学問全般に対する態度が厳しくなり始めるため、青年期特有の「自分という存在がわからなくなる」という疑問に苛まれることになる。特に女子学生にその現象が顕著にみられる一方、男子学生にはそのような傾向が見られない。

③女子学生は一生懸命勉強して親や先生を喜ばせたいが、女子学生が男子学生を抜いて上位に食い込むのは嫌である。(今はどうか知りませんが)そこで、女子学生たちが考えたのは物理や数学といった「男性的」で「お堅い」授業を捨て、女子が多く、逆に男性が敬遠する生物や言語学といった「女性的」で「安全(複雑な計算が不要であるという意味)」「やわらかい」教科に専念して期待に応えようとすることである。ちなみに女子校だと、男性の目を気にしなくなるので、数学や物理といった「お堅い」教科も積極的に履修し、男子生徒顔負けの「リケジョ」が出てくる。

④これはよく言われていることだが、男性の右脳と左脳をつなぐ脳梁が細いのに対し、女性の右脳と左脳をつなぐそれは太いため、左右の連携が弱い男性は空間認知能力をフルに生かせる「理系」の教科が得意で、左右の連携が強い女性は、それをフル活用できる「文系」の教科が得意である。

…といった具合でしょうか。