教育問題12

教師は内気な生徒についてどう思っているのでしょう?

図44

  • 実際に学習支援ボランティアなどで、内気な生徒を何人か見てきた経験からお答えいたします。あくまで私の見解なので、その点だけはご了承ください。
  • 外では内気 → 家では強気というタイプの学生は、学校などで受けたストレスを自分で発散することができないタイプのため、親(特に母親)に暴言を吐いていることが多いです。実際に塾から帰るお子さんを見送った時、授業中一言もしゃべらないような大人しいお子さんが母親に対し「うるせーよこのBBA!」のような暴言を吐いている姿を見て、驚いたことがあります
  • 外では内気 → 家でも内気というタイプは、非常に誇り高く、完璧主義者であることが多いです。絶対に自分の弱い部分を見せないため、指導中に私が間違いを指摘すると、「プライドを傷つけられた」と思い込んでしまい、次の週から私が「怖く」なり、顔を見せなくなってしまうことが多いです。中には「成績が上がらないのは自分の責任。先生(私)のことは言っていることが正しいです」といって自分の力量を「客観的に」見ている学生は、最後までついてくることが多いです。(このようなお子さんは稀です)
  • 外では内気だか、要所要所で「先生、これはなぜですか?」と聞いてくる子供は「揺るぎのない」自信を持っており、1つ1つの動作も堂々としているうえ、姿勢もよいです。必要最低限のコミュニケーションしかとりませんが、確実に「自分が欲しい情報」を私から引き出してゆくため、成績もよいです。
  • 外では内気だか、要所要所で「先生、これはなぜですか?」と聞いてくる子供は「揺るぎのない」自信を持っており、1つ1つの動作も堂々としているうえ、姿勢もよいです。必要最低限のコミュニケーションしかとりませんが、確実に「自分が欲しい情報」を私から引き出してゆくため、成績もよいです。
  • 指導者の見地より、3番目のタイプの「内気な学生」は、はっきり言って問題ないです。このような学生君は「生徒の自主性」に任せて自由に勉強させています。
  • 2番目のタイプの「内気なタイプ」の学生は、こちらから雑談を持ち掛けても相手にしてくれないことがほとんどなので、「腫物に触るような」扱いになってしまい、一番成長していないことが多いです。この生徒が一番厄介です。
  • 1番目のタイプの「内気な学生」は、まず、親や目上の人に対する「礼儀」から叩き込みます。その時、「なぜそのようなことが必要なのか」や「なぜそのような態度をとらないといけないのか」を経験談などを織り交ぜながらきちんと話し続けたうえで、「学校内外での悩み」を生徒本人からきちんと聞いて、少しずつ解決してゆくと心を開いてゆくことが多いです。そして、ストンと腑に落ちると、ちゃんとこちらの言うことを聴いてくれるようになります。
  • ちなみに、授業中うるさい学生は家でもうるさいことが多く、表裏がほとんどないです。さらに「押し」が強く、「自分が有利になる」ように「条件」を整えてくるため、「自分の思い描いた」未来を歩んでいることが非常に多いです。