ノマドワーカー(のまどわーかー)

ノマドワーカー(のまどわーかー)

  • ワークスタイルの1つ。事務所や社屋、自宅といったところで仕事をするのではなく、喫茶店やコワーキンゴオフィスといった共用スペースで仕事をするスタイルをとっている人のこと。

ノマドワーカー

  • 「ノマド」とは遊牧民という意味で、遊牧民は牧草を求めてあちこちを転々とする。そのスタイルとよく似ているので、そのような仕事のスタイルを取っている人のことを「ノマドワーカー」というようになった。
  • パソコン1台あればできる仕事に就いている人がこのスタイルをとっている。
  • このスタイルに関しては賛否両論があり、反対論者は「従来のフリーランスと変わらず、職種もライター、デザイナー、イベントプランナーなど特に目新しいものはない。「ロハス」が「おしゃれな貧乏」だったと同様、もともとある職業や働き方を「ノマド」と言い換えているだけだ」と述べている。
  • 賛成論者は「時間・場所・組織の束縛から逃れて自由に働ける」と述べている。
  • 私は、もともと組織に束縛されるのは大嫌いで、勤めていた会社をクビになって「こんな性格の持ち主だから次はもうないな」と思い、やむを得ずこのようなスタイルを選んだのだ。
  • 「自由」というのは、金美齢氏の表現を借りると「暴風雨の中、傘も差さず裸で突っ立っているようなもの」である。すなわち「時間・場所・組織」という「傘」を捨てることで、だれにも束縛されないという「自由」を手に入れたわけである。
  • 事業に失敗して多額の借金を背負っても誰も助けてはくれないし、厚生年金といった手厚い保護もない!
  • ノマドワーカーをやってみたいという方は、このことをよく噛みしめた上でやってほしい。中途半端な気持ちで「ノマドワーカー」をやらない方がよい。それだったら、今の情勢だと倒産やリストラといったリスクがあるので会社に所属している間にお金とノウハウを蓄積して、いつでも転職・独立できる準備をしておいた方が良い!

参考文献 常見陽平,ハンパな仕事しかできない若者たちが「ノマド」を名乗って陥る「新・ユートピア社会主義」(SAPIOコラム),小学館,2012,p46


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