ユーザ定義表示形式
ユーザ定義表示形式とは?
- 「ユーザ定義表示形式」というのは、ユーザ(エクセルの使用者)が数値に単位をつけて表示させたり、日付に曜日をつけて表示させる…といった「使用者独自の表示形式」のことです。
数値の表示形式
- 次のようなものが定義されています。
表示形式 | 入力データ | 表示結果 | 備考 |
---|---|---|---|
#,##0 | 0 | 0 | データが「0」の場合は「0」を表示 |
12300 | 12,300 | ||
#,### | 0 | 空白 | データが「0」の場合は空白にする |
12300 | 12,300 | ||
#,##0, | 1234567 | 1,235 | 1000で割って小数点以下を四捨五入して表示 |
0000 | 123 | 0123 | 3桁未満の数字の場合先頭に0をつけて表示 |
0.000 | 9.8 | 9.800 | 小数点以下の「0」を表示する |
9.8765 | 9.877 | 指定した桁数以下を四捨五入して表示 | |
#.### | 9.8 | 9.8 | |
9.8765 | 9.877 | 指定した桁数以下を四捨五入して表示 | |
#,###"人" | 12300 | 12,300人 | カンマ+単位を表示 |
"第"#"会議室" | 2 | 第2会議室 | 「第○会議室」という表示をする |
例 学会のプログラム作成
- 下図のような金属学会の講演会場の表を作成します。
- まず、セルに数値を入力したのち、赤枠部分にマウスポインタを合わせてクリックします。
- クリックすると、表示形式の一覧表が表示されるので、その中から「その他の表示形式」という項目にマウスポインタを合わせてクリックします。
- そうすると、「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示されるので、「分類」という項目にある「ユーザ定義」という項目にマウスポインタを合わせてクリックします。
- 画面が下図のように切り替わるので、まず「#,##0」(赤枠部分)にマウスポインタを合わせてクリックします。次に、「種類」の余白部分にマウスポインタを合わせてクリックして「バックスペース」キーを押して「#,##0」を消去します。消去後、新たに「"第"#"会場」と入力します。入力後サンプルの表示が変わったことを確認します。最後に「OK」ボタンにマウスポインタを合わせてクリックします。
- セルの表示が変わったことを確認してください。
- 次のセルに「2」と入力したのち、②~④の手順に従って操作します。
- すでに「"第"#"会場」が定義されているので、これを探しそこにマウスポインタを合わせてクリックします。サンプルの表示が変わったことを確認したら、「OK」ボタンにマウスポインタを合わせてクリックしダイアログボックスを閉じます。
- 表示が変わったことを確認したら、オートフィル機能を使用して表を埋めて完成です。