古いパソコンの処分について
パソコンを処分する前に
- Windows XPのサポートが今年の4月9日に終了して、Windows 8.1搭載の新しいパソコンを購入された方が多いと思います。
- そんな中、いざ古いパソコンを処分しようと、そのまま燃えないゴミに出してしまう人がたまにいます。もしそのパソコンがある程度パソコンに関する知識を持った人間に拾われてしまうと…顧客情報や他人には知られたくない「あなたの秘密」が漏洩し、知らないうちに「ネットの海」に拡散して取り返しのつかない損害を取引先に与えたり、「あなたの秘密」を全世界に晒されたりします。
- そのような状態にならないようにするため、パソコンを処分する前には、ハードディスクをパソコンから取り出したうえで次の操作を行ってください。
- ハードディスクにドリルで穴を3個ほど開ける
- できない場合は塩水に1週間ほどつけて腐食させる
- ネオジム磁石といった強力な磁石をハードディスクに近づけてシステムを破壊する
- ハンマーやコンクリートに100回ほど叩き付けてボコボコにする
- 私が勧めるのは1,2,4です。
なぜこのような操作をしなければならないのか?
- 皆さんは「パソコンをフォーマット(初期状態に戻す)してしまえば大丈夫だよね」と思っているでしょう。しかし、「フォーマット」というのは、靴紐で例えると「靴紐がついた状態の靴の真ん中にはさみを入れてバラバラにした」だけの状態ですから、切れ目をもう一度合わせて縫い合わせれば使うことができるのです。
- パソコンにおいて「切れ目をもう一度合わせて縫い合わせる」のが市販されている「復元ソフト」なのです。これを使えば、インストールされていたデータおよび環境を復元させることができます。「フォーマットしたから大丈夫」と思っていると、ものすごい痛い目に遭います。
ハードな方法を使いたくない場合は…
- 先ほど述べた「ハードな方法」を使いたくない場合は、次に示すソフトを使用してください。
Destroyというフリーソフトを使用する
- このソフトは、無意味なランダムデータを35回書き込むGutmannの論文に基づいた方法で消去する※ため、普通の方法ではデータ復元することはほぼ不可能です。できればDestroyを使って完全消去を施したのち、ハンマーやドリルを使ってハードディスクを「物理的に」破壊してください。これが最上の策です。
※ただし非常に時間がかかる。(低スペックPCだと終了まで3日ほどかかる)
Destroyの入手はこちらから
- Destroyはフリーソフトです。こちらから入手してください。使い方は後日作成いたします。
めんどくさいなぁ…と感じる方は
- このような操作がめんどくさいと感じる方は、ソフマップなどの大手パソコンショップにもっていってください。そこでは目の前でハードディスクを壊してデータを消去する「ハードディスク破壊サービス」というものがあります。1台につき930円とお値段も手ごろです。
- このようなサービスをやっている業者が近くにいない…という場合は、できる限り信用のできる業者に発注してください。悪質な業者に持ってゆくと、データを盗み取られる可能性が非常に高くなります。
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