人生お悩み相談4

勉強の大切さに後から気付くことが多いのは何故でしょうか?

図44

  • 私も子供たちを指導する立場の人間の端くれとして、「なぜ勉強が大切・必要か」を常に説いていますが、なかなか理解してくれない子供たちに出会うことも多いです。
  • 私の指導経験から、小学生~高校生の子供たちに勉強の大切さ・必要性を説いてもなかなか響かない理由として…
  • 成績上位になるとどのような恩恵を受けられるのかを知らない(推薦枠を使って希望の大学に進学・会社に就職できたり、奨学金や授業料免除を優先的に取得できたり…というメリットがあることを知らない子供たちが多い)
  • 学校の教科書に記載されていることが「社会に出ても役立たない」と思い込んでいることが多い(特に英語の教科書は、筆者の感想ですが「ホントにこんな時に使っているんかいな」というシチュエーションで書かれているから、響かないことが多いと思います)
  • 先行き不透明なこの時代、苦労して「いい成績」を取って「いい学校」に進み、そこを出て「いい会社」に入っても、人間関係やリストラ、倒産といった不確定要素によってそこを去らざるを得ない…という状況になっている人などをテレビやインターネットのニュースで見ているから、昔のように「勉強したら必ず明るい未来が待っている」という「バラ色の夢」が描けなくなっているから

…ではないでしょうか。

  • 学生時代にあまり勉強せず、自分の将来もあまり真剣に考えなかった結果、社会人になってから「こんなはずじゃなかった」と自分の決断を悲観するようになります。もし結婚しているならば、親となった自分が、自分の子供同じ経験をさせないために「勉強しろ、勉強しろ」というのです。それが「勉強嫌い」を生む悪循環となるのです。