仕事でのお悩み相談15

よく「私は褒められると伸びるタイプなの」という人がいますが、このような人を

指導するときは褒めて指導するべきでしょうか。それとも厳しく指導すべきでしょうか?

図45

回答1

  • まず、自分でこういったことを言う人とは距離を置きましょう。関わらないのが一番です。
  • 人は「悪いことをした時に悪い評価をする」ことよりも、「良いことをした時に良い評価をする」方がコントロールしやすいものなのです。だから、誰であっても「褒められて伸びる」のです。「叱られて伸びる人」はいないと思って下さい。叱られて伸びたような気がする人もいますが、そういった人はだいたい叱られることのジャンキーになっている「マゾ」の一種です。
  • なので、普通の人が考える「厳しく指導」は無意味と言っても良い。そんな手間に「褒めて指導」の方がずっと効率が良いです。
  • 「叱る」ことの意味があるのは、「やってはいけないこと」をした時だけです。やって欲しいことをさせるには、褒めることです。
  • そのことを踏まえた上で、「褒められて伸びる」を自称する人は、単に叱られることを忌避しているだけです。伸びる伸びないとは関係なく、叱るべきタイミングでは叱らないとダメなわけで、それを忌避することを自分で言う人は、相手しないのが一番です。

回答2

  • それは誉めるしかないんじゃないですか。つまりは本人の希望ですし、その方が気分よくやれると暗に言っているわけですから、敢えて逆にすることもなかろうかと。いま一つの結果の時は「もっとできると思うよ」という風に常に上を向かせることを意識させれば総体的に本人にはプラスでしょう。逆向きにすると、反抗心を取り除くまでの時間、労力が無駄な気がします。