問題解決7

これからの時代必要なスキルは、学校に行くのとインターネットを利用して学ぶのでは

どちらが効率的でしょうか?

図44

  • 学校で学ぶのとインターネットで学ぶのとどちらが「効率的」なのか?各々の長所短所を上げて比較してゆきましょう。
  • インターネットでスキルを学ぶとき、学校に通ってスキルを学ぶ時よりはるかに安く費用を抑えることができます。(数千円~数万円程度)
  • しかし、スキルを学んでもそれが「本当に」身についているのかを確認する必要があります。もし、インターネット「だけ」利用して学んだ知識の場合、それが身についたのかを確認する「場所」を自分で探す必要があります。
  • また、自分で自分を律しなければならないため、明確な目標を立て、常にモチベーションを維持しておかなければなりません。さらに、解説動画をYouTubeなどで見て、わからない箇所を投稿者に質問してもなかなか答えてくれないという最大の欠点があります。

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  • 一方、学校に行ってスキルを得る場合、費用面で考えると非常に大きな負担になります。(特に私立大学に進学すると授業料と生活費で100万円以上の負担を強いられます)
  • しかし、そこでスキルを学んだ場合、それが身についたのかを確認する「場所」を無償で提供してくれる…という利点があります。また、講師や学生の目があるため「勉強せざるを得」ず、「勉強に専念しなければならない」環境に身を置くため、スキルの身につく速度が速くなると思います。
  • もう1つ。そのスキルの「コツ」などをその場で見て学べたり、指導者に聞くことで教えを乞うことができる…という最大の利点があります。

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  • 以上、インターネットで学ぶ利点と欠点、学校に行って学ぶ利点と欠点を並べてみました。これより言えることは…
  • 費用面を考えると、学校に行ってスキルを学ぶよりインターネットを活用すると経済的な負担を軽減することができる
  • 情報リテラシ(インターネットを使って情報を得る能力のこと)が一定水準あれば、人に聞くことなく、自分である程度のレベルの情報にアクセスすることができる
  • YouTubeなどの動画サイトを使って教育動画を見て、わからない箇所が出て投稿者に質問してもほとんど答えてくれないので、わかるまで何度も何度も動画を見なければならない
  • 進んでいなくても怒られることがないため、あっという間に堕落してしまう。ゆえに「厳しく自分を律する」ことができないと逆効果になる
  • 学校に行くことで「自分自身が勉強しなければならない」環境に自分自身を追い込むため、意欲・集中力が高くなる。その結果、積極的にスキルを吸収する「姿勢」になり、短時間にスキルを習得することができる。(厳しい講師に叱られてネガティブになることもあるが、多くの人に出会いもまれることで精神的に強くなる)
  • その場で講師に質問することができるので、上手な人のコツをその場で見て学ぶことができたり、質問して教えてもらうことができる

…というわけなので、どちらの方法で学んでも一長一短ゆえ、どちらが「効率的」とは言えないでしょう。

  • インターネットを使ったほうが「効率的」だという人は、経済的に厳しいが、自分で情報にアクセスすることができ、高いモチベーションを維持することができることが前提となります。
  • 一方、学校で学んだほうが「効率的」だという人は、経済的に余裕はあるが自分で情報にアクセスすることができず、「強制力」がないとモチベーションが維持できないということが前提となります。