教育問題1

今の日本で、家族の無理解や本人の意識の問題ではなく

純粋な経済的貧困のせいで十分な教育を受けられないということはあるのですか?

図44

  • それは大いにあります。実際に経済的に困難な家庭では、問題集を購入するのもためらう親御さんがおられます。
  • 私はひとり親家庭のお子さんたちの学習支援事業に携わっておりますが、私が子供たちに聞いて調査したところから分析した結果…(n=15)
  • 親一人・子一人の場合、勉強で好成績を修め、本人のモチベーションが高い場合は、親御さんが無理をしてでも問題集を買い与えたり、塾に行かせたりする。一方、成績が芳しくない場合かつモチベーションが高くないケースだと、まず購入しない
  • 親一人・子供が2人兄弟もしくは姉妹の場合、モチベーションが高い場合は問題集を買い与えたり、塾に通わせたりするが、一方の成績がよいが、もう一方は芳しくない、もしくはモチベーションが低い場合は、成績の良いほうに買い与える
  • 親一人・子供が3人以上の兄弟・姉妹の場合、一番「伸びしろ」のある子にだけ買い与える…という具合です

(あくまで私独自の調査かつ「肌感覚」なので、断定はできません。ご了承願います)

  • これも実際にひとり親家庭の子供さんに聞いたのですが、疲れて帰ってくる親御さんに「配慮」して「問題集がほしい」と言い出さないのです。こういうところからも学習格差が出てきているのではないでしょうか。