iCloudの乗っ取りを防ぐには?
iCloudの乗っ取りを防ぐには?
- iPhone(アイフォン)やiPad(アイパッド)を使用されている方が大勢おられると思います。さらに端末の故障時に備えて写真等のデータのバックアップを「iCloud(アイクラウド)」と呼ばれるサーバに保存している人が大勢おられます。
- 「鉄壁」を誇る「iCloud」が何者かによってクラッキングされ、ハリウッド女優のプライベート写真が流出するという事件が起き、世界的ニュースになっています。Apple関係者によると、「ファイアウォールなどの攻撃はなく、『なりすまし』によってクラッキングされた」とのことです。
- しかし、セキュリティを突破されたことには変わりないので、今のうちに対策を立てておきましょう。では、その方法について紹介します。
①自動バックアップ機能をオフにする
- 自動バックアップ機能をオフにすると、クラウドコンピューティングの特性である「いつでもどこでも設定を同期させる」という利点を生かせなくなりますが、自分でデータのバックアップをするタイミングをコントロールできるようになります。主に利用される写真データのバックアップ機能をオフにする方法について解説します。
- まず、iPhoneやiPadを起動し、暗証番号を入力します。
- そうすると、下図に示すような画面が表示されるので、「設定」というアイコンをタップ(スクリーンを指で押す)します。
- 画面が下図のように切り替わるので、左にあるメニューバーから「iCloud」という項目を探し、それをタップします。そうすると、画面の右側が、下図のように変わるので、その中から「写真」という項目を探し、タップします。
- 「写真」の設定画面が表示されるので、「自分のフォトストリーム」という項目の右にあるツマミを矢印の方向に動かします。これで自動バックアップ機能がオフになります。
②個別の写真を削除する
- 一目で個人だと識別できる写真をiCloudにアップしないようにします。今回のハリウッドスターのプライベート写真流出事件もiCloudにそれをアップしていたからです。iCloudにプライベート写真をアップした場合は、このようにして削除します。
- まず、「写真」アイコンをタップします。
- そうすると、「自分のフォトストリーム」フォルダに保存されている写真・画像の一覧が表示されるので、削除したい写真を探しタップします。
- 選択した写真が拡大されるので、右下にある「ゴミ箱」アイコンをタップします。
- これで削除されます。
③パスワードを定期的に変更する
- アップル社の提供するiCloudのパスワードは8ケタです。この範囲内で大文字・小文字、数字、?や!を加えてハッキングしにくいパスワードを作成しましょう。そして、定期的にパスワードを変更しましょう。
- パスワードの決め方についてはこちら?を参照してください。
④2段階認証
- Apple IDは、2要素認証(2段階認証)と呼ばれる認証方法があります。2要素認証とは、通常のIDとパスワードによる認証に、携帯電話など物理的なデバイスによる認証をプラスする手法です。
- [My Apple ID]から2要素認証を有効にすると携帯電話の番号の入力が求められ、その端末に送信されたコードを入力することで、2重に鍵をかける認証方法です。
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