Windows 8.1およびWindows 10評価版からの変更点
Windows 8.1およびWindows 10評価版からの変更点
- 2015年7月29日にWindows 10が全世界公開されました。非常に不評であったWindows 8およびWindows 8.1の欠点をあぶり出し、再設計して開発されたOSです。
今回が最後のWindowsのメインパッケージになります。Windows 11以降はWindows Updateを通じてのアップデートとなるようです。
- それはさておき、Windows 10とそれ以前のOSの違いを比較してゆきましょう。
Windows 8およびWindows 8.1からの変更点
スタートボタンおよびスタートメニューの復活
- Windows 8およびWindows 8.1から大きく変化した点は、なんといっても「スタートボタン」および「スタートメニュー」の復活でしょう。Windows 8シリーズで「スタートボタンおよびスタートメニューをなくす」という仕様変更を行ったところ、非常に不評でした。そのため、急遽「Windows 9」であるWindows 8.1で復活させましたが、今までの操作と違っていたためこれまた不評でした。それを受けた開発部はWindows 7の操作性とWindows 8.1のタッチパネルを融合させたスタートメニューをWindows 10に搭載しました。
アイコンの簡素化
- Windows Vista以降、デスクトップアイコンは非常にカラフルで立体的でした。そのため、パソコンのメモリを多く消費するという欠点もありました。そこで、Windows 10ではアイコンを単純化し、メモリの消費量を抑え高速化することに成功しました。
Windows Media playerに代わるGrooveミュージック
- Windows 8.1まではWindows Media Playerを使って音楽や動画を再生していましたが、Windows 10からは「Grooveミュージック」と呼ばれる音楽プレーヤーになりました。※
- このアプリを使うと、「Appleロスレス」と呼ばれる方式で圧縮された音楽も再生可能になります。今まで方式の異なる音楽ファイルを再生するために「それ専用」のアプリが必要でしたが、今後はGrooveミュージックですべて再生することが可能になりました。
※Windows Media PlayerはWindows 10にも搭載されています。
Internet ExplorerからMicrosoft Edgeへ
- 長年、「インターネット」といえば、「Internet Explorer」といわれるほど、皆さんが慣れ親しんだブラウザであるInternet Explorerからより高度な機能を搭載したMicrosoft Edgeに代わりました。このブラウザ最大の特徴は「インターネット閲覧中にメモやアンダーラインなどを引くことができる」というものです。(下図参照)
アプリの4分割スナップ
- この機能はWindows 8.1にも搭載されていましたが、Windows 10になってより強化されました。上下左右に隙間なく※アプリを配置することができるようになりました。また、空いた領域に裏で動いているアプリのサムネイルを表示させることができます。
※ディスプレイの解像度が1366×768ピクセルの場合は2分割、1600×900ピクセルの場合は3分割、1920×1080ピクセルの場合は4分割になります。
Windows 10から追加された新機能
タスクビュー
- タスクビューという機能は、Windows 10より搭載された新しい機能です。アプリを複数起動した状態でデスクトップ画面に切り替えることができます。
2 in 1(ツー・イン・ワン)デバイス
- これは、現在使用しているデバイス(パソコンなどの機械のこと)が「パソコン」か「タブレット端末」かによって自動的にインターフェイス(操作方法)が変わる機能です。
- デスクトップモード
- タブレットモード
Windows 10評価版からの変更点
アイコンの間隔が調整可能に
- Windows 10の評価版では、アイコンの間隔は一定であり自由に調整することができませんでした。製品版になってこの問題は解決され、自由に調整することができるようになりました。
Projegt SpartanからMicrosoft Edgeへ
- Windows 10の評価版が出たころは、Internet Explorerに代わる新しいブラウザの名前が決まっていませんでした。評価版では「Project Spartan(プロジェクト・スパルタン)」という名前で新ブラウザが搭載されていました。一部メニューバーの表示が異なる以外は、まったく同じです。
タスクバーの時間表示の違い
- これは「小さな」相違点ですが、評価版ではタスクバーのアイコンを小さくしても日付が表示されるのに対し、製品版ではタスクバーのアイコンを小さくすると日付が表示されなくなります。
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