スマホのバッテリ管理に要注意
スマホのバッテリ管理に要注意
- 夏休みも中盤に差し掛かり、学校から出された宿題や自由研究をこなしつつ海や山に旅行して思い出を作っていると思います。そこで、必ずといっていいほど持ち歩いているのが「スマートフォン」と「タブレット端末」です。
- せっかく「夏の思い出」を撮ろうとして、スマホを使おうとアプリを起動したらバッテリ切れになった…という事態が起きかねません。こんなことが起きないようにするには、次の8つの項目を守ってください。
1.節電アプリを正しく使う
省電力モードと省電力アプリを併用しない
- スマホ本体にも「省電力モード」というものが存在し、電力を極力抑えようとします。その状態で「省電力アプリ」をダウンロードして組み込んで使用すると、本体の省電力モードと省電力アプリがケンカして不具合を起こします。省電力アプリを使用する場合は、本体の省電力モードをオフにします。
省電力アプリは1種類のみにする
- 省電力アプリをたくさん使えば電力を抑えることができる…と考えてたくさんインストールしても、お互いのアプリがケンカすることで、十分な効果を引き出すことができません。節電効果を最大限発揮させたいのならば、アプリを厳選して1種類のみ組み込んでください。
「節電アプリ」は電気を食う
- 確かに、これを使用することでスマホの消費電力を抑えることができますが、このアプリはメモリに常駐するため、実はバッテリを多く消耗します。慣れたら節電アプリを使わずに本体の省電力モードを使用しましょう。
2.充電しながらスマホを使用しないこと
- スマホやタブレットに使用されている電池は「リチウム電池」と呼ばれる2次電池です。これは、次のような特徴を持っています。
●リチウム電池のメリット
- 寿命が長い
(1年間で300回充電でおおむね70~80%、1年間500回充電でおおむね50~70%) - 小型化しても大容量を確保できる
(小型化できたため、ノートパソコン等のモバイル機器が小さく軽くなった) - 継ぎ足し充電が可能
(ニッカド電池でこれを行うと、「メモリー効果」と呼ばれる現象が起きて充電量が低下する)
●リチウム電池のデメリット
- 熱に弱い
(高温下で使用すると、リチウムが溶け出しバッテリが膨れ上がる。最悪の場合爆発する) - 電池自身が発熱すると容量が減少し、寿命に短くなる
(熱によって結晶構造が壊れ、急速に電池が劣化する)
- 小型で大容量のバッテリであるリチウム電池ですが、充電器をつなぎながら操作すると、バッテリの充電と放電を同時に行うためバッテリが高温下にさらされます。そうすると、バッテリの機能が著しく低下しバッテリの寿命を縮めます。
3.充電器にさしっぱなしにしない
- 実を言うと、満タンにするとバッテリを痛めてしまうのです。そこで、スマホのバッテリを長持ちさせるにはどうしたらよいのかというと…
- バッテリ残量が40%程度になったら充電し、90%になったら充電器から離す
- バッテリ残量がゼロになるまで使用しない
(過放電により、マイナス極の銅が溶け出し2次電池の機能が無くなる)
- この2点を行わななければ、非常に長持ちさせることができます。
4.手で握りしめない
- スマホで電話するとき、手でしっかり握りしめないと落ちてしまう危険性があります。そうすると、バッテリのある部分に空気が入り込まずバッテリを高温にしてしまいます。スマホを使用するときはこのように使用してください。
画像引用元 首ヘルニア.biz
5.常駐アプリを増やさない
- スマホのメモリに常駐するアプリは、バッテリ消耗の大きな原因になります。できる限り不要なアプリはアンインストールしましょう。バッテリの消費を抑えるだけでなく、操作も軽くなります。
6.こまめに充電しない
- リチウム電池には「継ぎ足し充電ができる」という特徴がありますが、これをやりすぎるとかえってバッテリの機能を損なうので、3.で書いたように充電しましょう。
7.信頼できるモバイルバッテリを使用する
- 外出中のバッテリ切れに対応するため、モバイルバッテリを持っていかれると思います。モバイルバッテリはできる限り信用できるメーカ品を選択してください。「急速充電対応」と書いてあるものは特に注意してください。充電する電流が大きすぎてバッテリを破壊したり、ものすごく充電に時間のかかる…といった不良品が存在します。
8.高温下にスマホを長時間さらさない
- スマホを外に持ち出す機会が多いですが、ここ最近日本全国で猛暑日を記録しています。2.で書いたようにリチウム電池は熱に弱いという欠点があります。外に持ち出すときは、冷たいペットボトルと一緒にカバンの中に入れておきましょう。
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