これがWindows 10だ!(最終版) ~その2~

これがWindows 10だ!(最終版) ~その2~

  • 前回に引き続き、Windows 10の内容について解説いたします。

Windows 10からはラピッドリリース

  • Windows 8.1までは、Windows 95 → Windows 98 → … → Windows 7 → Windows 8 → Windows 8.1という風にメジャーバージョンの公開が数年おきに行われていました。しかし、Windows 10以降からはWindows 11やWindows 12に相当する大幅なアップデートがWindows Upadateより提供されるようになります。
  • ということは、新しいWindowsを大枚を払って購入する必要がなくなる…ということになります。ただし、予告なしに突然大幅にデザイン等が変更されるので、1つ前のバージョンと現バージョンでは操作が全く違う、ということもあります。そのことは頭に入れておいてください。

スタートメニューとライブタイルの融合

  • Windows 8およびWindows 8.1の特徴であるスタートスクリーンは、ユーザの間で非常に不評でした。その一方、Windows 7は「神OS」としてユーザに広く受け入れられており、Windows 8.1を導入せずWindows 7を使っているユーザが非常に大勢います。
  • Windows 7の優れた操作性とWindows 8/8.1の目玉であるスタートスクリーンを融合したものが、今回のWindowsの目玉です。

スタートメニュー復活

  • 今回判明したのは、このスタートメニューを「画面いっぱいに広げることができる」ということです。これにより、スタートメニューを「疑似スタートスクリーン」にすることが可能になりました。Windows 8/8.1のように、いちいち表示を切り替える必要がなくなりました。

疑似スタートスクリーン

Windowsストアアプリはすべてウィンドウ表示

  • Windows 8/8.1では、アプリをダウンロードするときは、スタートスクリーンにある「ストア」タイルをクリックまたはタップします。

ストアアプリの起動

  • そうすると、画面いっぱいにストアアプリダウンロードページが表示されました。Windows 8および8.1の初期バージョンでは、最小化できなかったため、非常に操作が不便でした。(Windows 8.1 Updateでは下図のように改善されたが)

しばらくお待ちください

arrow272.png

ストアアプリ起動

  • 「使いにくい」というユーザの声を受け、Windows 10よりストアアプリ等は下図に示すようにウィンドウ表示になり、操作性が向上しました。

画像の説明

アプリの4分割スナップ

  • アプリの配置「スナップ機能」が大幅に強化され、上下左右に隙間なくアプリを配置できるようになりました。デスクトップの余った領域には、バックグラウンド処理を行っているアプリのサムネイルも表示できるようになりました。

アプリの4分割スナップ

  • Windows 8/8.1同様、画面の解像度が1366×768ピクセル以上ないと利用できません。

解像度と分割スナップとの関係

  • 解像度と分割スナップの関係は、次のようになっています。
解像度(ピクセル)分割スナップ数
1366×7682分割
1600×9003分割
1920×1080※4分割

※未発表であるため、この値は予測値です
使用するディスプレイの解像度によっては利用できない場合もあります

Windows 8/8.1での分割スナップ

  • アプリの配置スナップ機能は、Windows 8およびWindows 8.1にも存在します。その方法を簡単に説明いたします。
  • まず、スタートスクリーンより何でもいいのでアプリを2つ以上起動します。
  • 起動したら、任意のアプリを選択します。その状態でマウスポインタを左上に合わせます。

Windows 8/8.1での分割スナップ①

  • 左端にチャームが表示されるので、その中から分割表示させたいアプリにマウスポインタを合わせ、マウスの左ボタンを押したまま赤い矢印の方向に動かします。

画像の説明

  • 真ん中にスナップバーが表示されたら、マウスの左ボタンを離します。

画像の説明

  • 下図に示すように、2つのアプリが画面に半分ずつ表示されます。

画像の説明

※この機能を使用するときは、ディスプレイの解像度が1367×768ピクセル以上あることを確認してください。

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