Surface Book VS iPad Pro
Surface Book VS iPad Pro
- 今年の11月にマイクロソフト社およびアップルにて、新しいタブレット端末が相次いで販売されます。マイクロソフト社は「Surface Book(サーフェス・ブック)」、アップル社は「iPad Pro」です。それぞれの仕様を見てゆきましょう。
Surface Bookの仕様
- 仕様は以下の通りです。
- 総重量:1.5kg ~ 1.6kg (タブレット部:約726g)
- CPU:第六世代Intel core i5 / i7
- ストレージ(ディスク容量):128GB ~ 1TB
- メモリ:8GB / 16GB
- ディスプレイサイズ:13.5インチ
- ディスプレイ解像度:3000×2000ピクセル
- 無線LAN:IEEE 802.11ac対応 (2×2 MIMO)
- センサ:加速度,磁気,環境光,ジャイロ
- 外側カメラ:800万画素
- 内側カメラ:500万画素
- バッテリ駆動時間:ビデオ再生時で最長12時間
- OS:Windows 10 Pro
- 価格は最低スペックのもので1499ドル(日本円で17万9880円※)、最高スペックのもので2699ドル(日本円で32万3880円)となります。
※1ドル=120で計算
iPad Proの仕様
- 仕様は以下の通りです。
- 総重量:713g ~ 723g
- CPU:A9X
- ストレージ(ディスク容量):32GB・128GB(Wi-Fiモデル)、128GB(Wi-Fi celluarモデル)
- メモリ:4GB
- ディスプレイサイズ:12.9インチ
- ディスプレイ解像度:2732×2048ピクセル
- 無線LAN:Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)、デュアルチャンネル(2.4GHz/5GHz)、MIMO対応HT80
- センサ:加速度,磁気,環境光,ジャイロ
- 外側カメラ:800万画素
- 内側カメラ:120万画素
- バッテリ駆動時間:最大10時間
- OS:iOS 9、Mac OS X
- 価格はWi-Fiモデルで799ドル ~ 949ドル(日本円で約96000円 ~ 11万4000円)、Wi-Fi celluarモデルで1079ドル(12万7900円)です。
- オプションでキーボード付きの保護ケース(メーカ純正)を取り付けることができます。
ここまでくるとノートパソコンなのかタブレット端末なのか?
- 今回発売される2つの新商品は、どちらも状況に応じてタブレット端末やノートパソコンにして使うことができます。また、大きさもウルトラブック(持ち運びに特化した極薄のノートパソコン)と同じになっています。
- 私が13.3インチのAcer製ノートパソコンを購入したとき、インテル製CPU(Core i5)搭載、ハードディスク容量500GB、メモリ4GB搭載で6万円前後で購入することができました。しかし、iPadが登場してからノートパソコンにもタッチパネルが標準搭載されるようになり、価格がまた上がり始めました。値段も一昔前(今から15年位前)くらいの水準まで戻ってきました。
- この2つの商品が登場したことにより、軽量・短小・安価から高性能・高級志向へ移りつつあります。また、どちらもお互いの商品を意識して開発されていることがよくわかります。Surface Bookは、MacBook Proを、iPad ProはSurface Proを意識しています。(下図参照)
- ここまでくると、「タブレットパソコン」といっても過言ではないでしょう。「タブレット端末のみ」「ノートパソコンのみ」という端末は今後登場しなくなると思います。これに取り残されたAndroid端末はどうなるのでしょうか。今後の動向が気になります。
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