Reuse
IT機器は廃棄よりリユースすべき
IT機器は廃棄よりリユースすべき
- みなさん、古くなったパソコンやタブレット端末などのIT機器はどのように処理していますか?
大半の方は廃棄処分すると思います。
- 東京IT新聞に記事を掲載したパシフィックネットによると、リユース(再使用)はリサイクル(再生使用)・産業廃棄物としての処分より優先順位が高くなるとのことです。なぜこのようになるのかというと…
- 不要な機器・電子機器を処分する際、廃棄物処理法に従うのが大原則ですが、日本の場合次のような法律の優先順位があります。
- 1. 環境基本法
- 2. 循環型社会形成推進基本法(基本的枠組み法)
- 3. 資源物有効利用促進法
- 4. 廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)
- …となっていることからもわかるように、廃棄物処理法よりも環境基本法の方が優先順位が上になっているのです。
- さらに、2.の循環型社会形成推進基本法は…
- 1. (廃棄物の)発生抑制・リデュース
- 2. 再使用・リユース
- 3. 再生使用・リサイクル
- 4. 熱回収(焼却処分した際の熱を発電などに利用する)
- 5. 残ったものの適正処理・産業廃棄物処理
…という優先順位になっているのです。
法律は「リサイクル」ではなく「リユース」を求めている
- このように、法律はリユースを求めているので、引っ越しなどで不要になったIT機器を専門業者に委託して、データ復元不能処理を施したうえでリユース品として、業者に売却などして処分するのがセキュリティ・コスト・法律面の上からもっともよい処分方法です。
- 企業で不要になったIT機器を処分する際は、安全で確実なデータ消去をしたのち、再使用品として活用することを検討してみてはいかがでしょうか?
記事引用および参考:東京IT新聞2016年6月7日号
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