勉強は根性でやるべきか・楽しんでやるべきか

勉強は根性でやるべきか・楽しんでやるべきか

  • みなさんおはようございます。オフィス・宮島です。本日は「勉強」について自分の考察を述べようと思います。
  • 昨日、来年度の教育方針を巡って親御さんたちと意見交換を行いました。親御さんから「楽しく勉強したい」とのご意見を賜りました。そこでふと考えたのですが、勉強は本当に楽しいものなのか、それとも苦行そのものなのか…と。

野口悠紀雄氏は「勉強は楽しい」と述べていました

  • 経済学者・野口悠紀雄は著書である『「超」勉強法』において、「勉強は楽しい」と述べておりました。(最近きちんと読んでいないので怪しいところがありますが)
  • これは「勉強は楽しい」のではなく「楽しくしてゆく」という解釈が正しいのではないかと思います。私は昨年12月に東京で某塾経営セミナーを受けました。その時、講師が紹介したのは、「進撃の巨人」のナレーターや「クレヨンしんちゃん」のナレーターなど、人気アニメの声優を起用した教育ツールをでした。
  • これから感じるのは、子供の興味を引き付けなければ勉強なんぞしないということでした。私の教え子(中学2年生男子)から「腐女子の友人は非常に優秀だ」と聞きました。これを聞いて、その子はキャラクターと勉強を融合させて、自分なりに「勉強を楽しく」しているためではないか、と分析しました。
  • これと同じエピソードが大島永遠氏の漫画「女子高生 Girl's- High」にも掲載されていました。「オタク軍団」と呼ばれる女の子たちは、FF10のキャラと勉強内容を結び付けて覚えている…というものでした。詳しくは本を買って読んでね!

女子高生 Girl's- High

©大島永遠

勉強は基本的に苦行です

  • 私自身、高等専門学校という良くも悪くも特殊な学校を経て大学・大学院と進んでいるので、高専5年間の勉強というのは、非常に大変であった…というのが私の印象です。ニコニコ大百科にも書いてありますが、3年生以降の授業は専門教育がメインになるので、その専門分野への興味が無いのならばまさに毎日が地獄となる。少なくとも「そこら辺の一般的な中学生よりは専門分野に詳しい」と言えるぐらいには興味を持っているべきである…と。
  • これがないと、本当にきついのです。「勉強を続ける」というのは本当に難しいことなのです。人は3日間なら同じことを続けることができます。しかし、4日以上続けることは非常に難しく、1週間続けることはさらに難しいのです。逆にいえば、1週間続けば習慣化するのです。
  • 無事一足早く受験を終えた教え子(中学3年生女子)は「受験勉強より『受験の重圧』に耐えるのがきつかった」と述べていました。このように、強烈なストレスを受けた状態で勉強をしなければならないので、苦行と何ら変わらないのです。ただし、これを乗り越えたときの気持ちよさは、何物にも代えることができません!

勉強は「楽しい」のではなく「楽しくする」こと

  • 長い駄文を読んでもらうとよくわかる(?)と思いますが、勉強は自分の将来に向かって進むための「試練」なのです。それをいかに味わって乗り越えるかがポイントなのです。試練は楽しいものではありません。しかし、自分から楽しくするように工夫すれば、その苦痛がかなり和らぐというものです。
  • …というわけなので、勉強は辛いと感じている人は正しいです。勉強を楽しいと感じる人は、天才です。辛いと感じる人は「楽しくする」工夫を、「楽しい」と感じる人はより深く楽しんでください。

本日はここまでとします。ご清聴ありがとうございました。

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