プラスチック製品が黄色くなるのはなぜ?
2014.11.11
カテゴリ:理科用語
プラスチック製品が黄色くなるのはなぜ?
- 皆さんこんにちは。オフィス・宮島です。皆さん、長年放置していた製品を使おうとして、こんな状態になっていませんか?
- このように、ある特定のプラスチック製品は、黄ばんでしまいます。いざ手に取って使おうと思っても使う気力がうせてしまいます。
なぜ、このように長い間放置しておくと黄ばんでしまうのでしょうか?
なぜ黄ばんでしまうの?
- ABS樹脂と呼ばれるプラスチックは、長年放置すると黄ばんでしまいます。それが起きる原因は3通りあります。
- ABS樹脂そのものの劣化
- ABS樹脂に含まれる臭素が紫外線にさらされることにより分離した
- 酸化防止剤による変色
- これを除去するにはどうすればいいのかというと…次に示す方法で樹脂を洗えばよいのです。
ワイドハイターEXを使って化学洗浄
- Wikipediaで紹介されている方法は、次のようなものです。
- 過酸化水素水は濃ければ濃いほどよい。12%ならば最もよく、6%でも良いが反応に要する時間は長い。
- 紫外線源は日光かUVランプどちらでも良い
- 1ガロン当たりティースプーン約四分の一ほど、漂白活性化剤を含む酸素系漂白剤を添加する.
- 日本では、法律に触れるため、一般人が高濃度の過酸化水素水を入手することができません。そこで、花王のワイドハイターEXを使って行います。1本250円程度で購入できるシロモノなので、ぜひ試してみてください。
- 現在弊社にて実験を行っています。その結果は追って紹介いたします。
本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。