小保方晴子氏と中国人留学生の処遇の違いについて

小保方晴子氏と中国人留学生の処遇の違いについて

  • 皆さんおはようございます。オフィス・宮島です。最近仕事が忙しかったため、ブログのアップが滞っていましたが、久しぶりに時間ができたので、更新します。
  • 昨日午後5時、日本人物理学者3人がノーベル物理学賞を受賞したというニュースと同時に小保方晴子博士の学位剥奪に関する記者会見が行われました。
  • この会見をニコ生で見ていたのですが、次の2点に関して非常に大きな疑問を感じました。
  1. 小保方博士への学位剥奪が1年間の執行猶予付きであること
  2. 指導教官への罰則がない

1について

  • まず、1についてですが、小保方博士の前に早稲田大学に留学していた中国人学生(男性)の博士号の取得に「不正」があったため、容赦なく剥奪したのに対し、小保方氏には「一度与えた博士号を剥奪するのは本人の名誉にかかわる」とのことで「1年間の執行猶予」を与えているのは、明らかに男性差別ではないでしょうか。
    田島陽子氏や大沢真理氏たちが声高らかに叫んでいる「男女平等」というのは、女性が男性より強くなればよい…ということなのではないでしょうか?
  • 安部内閣において、「女性管理職を3割にする」ことを推進しています。確かに、能力のある女性が中堅以下の地位で低迷させておくのは社会の損失にほかなりません。しかし、「何が何でも女性管理職を3割」にするためにアファーマティブアクション※1やクオータ制※2を導入すると、それを悪用して出世を企む人間が必ず出てきます。「女性の管理職」が多い欧州でもクオータ制の導入には猛反発しています。

※1…弱者集団の不利な現状を、歴史的経緯や社会環境を鑑みた上で是正するための改善措置のこと。たとえば、ある民族は歴史的に迫害を受けて苦労しているからテストの点数を100点底上げします…といったもの。
※2…社会に残る男女の性差別による弊害を解消していくために、積極的に格差を是正して、政策決定の場の男女の比率に偏りが無いようにする仕組みのこと。員数合わせのために能力を問わず問答無用に女性を一定数入れるということ。

  • また、理研にてSTAP細胞の再現実験を行っていますが、途中経過が公開されたので、それを読むと…
  1. 小保方氏が論文に掲載した実験方法がすでに間違っている
  2. 彼女が「200回以上作成した」方法でほかの研究者が作成しても
    一回も成功しなかった
  3. 遺伝子を解析すると、万能細胞の一種である「ES細胞」と
    同じだった
  • …とありました。また、ネット世界では、彼女の作成した博士論文の盗用を調べるツール「difff(デュフフ)」を使って解析すると…

解析結果

  • あまりにも長いので一部しか画像を載せませんが、誤解しないでください。彼女は最初から最後まで丸々コピペしているわけではありません。しかし、よく読んでみると、同じ文章が引用元もなしに違う位置に貼り付けられているケースがかなりみられます。全文はこちらから見ることができます。
  • 記者会見を見ていてもこれに関するコメントはほぼありませんでした。

2について

  • 2についてですが、犠牲者まで出ている大きな不祥事であるにも拘わらず、この責任を彼女1人に押し付けて、彼女の指導を行った当時の教授や留学時に面倒を見た教授の責任を一切追及していないことです。これは明らかに「トカゲの尻尾切り」にほかなりません。取材に来ていたマスコミもこの辺に関して非常に厳しい質問をぶつけていました。
  • このような文化が醸成されたのは、研究室を主催する教官の影響が非常に大きいような気がします。生物学を専門に研究している研究者がFacebookに投稿されたコメントを紹介します。

アイデア&データの盗用、実験しなくても論文になる、事実の捏造、研究妨害、広報やネットと連携させた情報操作は、早稲田バイオサイエンスの『文化』と思っています。気の毒なことに彼女はその中で育ったのだと思います。実験のための基礎研究教育も極めて不十分です。特にTWInsには、そういった研究者が多く、『科学者の行動規範を纏めたシンガポール宣言』が出された、もとのもとのもとをたどれば、早稲田大学理工、化学科と生命医科に行き着きます。早稲田執行部には、随分言ってきましたが、教授クラスでさえ、今も何が問題か理解できていない可能性があります。約束を守らない事、嘘をつく事、実体のないものをあるように見せる事に、概して罪の意識はありません。

引用元 https://www.facebook.com/norikoosumi1128/posts/749761858381052?stream_ref=5

  • 2ちゃんねる界隈では、「Fランク大学からやり直せ」「早稲田(笑)」「時給10万円で博士論文の代筆する」「あの世で大隈重信に詫びてこい」「早稲田に理系は不要」というコメントが掲載されていました。ここまで早稲田大学のブランド力が落ちているにも拘わらず、小保方氏一人に責任をおっかぶせて逃げているだけでは、再発防止策を掲げても治らないでしょう。

最後に

  • 私も小さいですが会社を経営しているので、権限を有しています。私自身いい加減な人間なので、きちんと注意していなければこのようなことをやらかすでしょう。この件を他山の石としていかなければなりません。

非常に長くなりましたが、本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。

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