夏の天気について
2014.07.02
カテゴリ:理科用語
夏の天気について
- 皆さんこんばんは。オフィス・宮島です。ついに夏になったので、本日は「夏の天気」について解説します。
- 「夏」といえば、猛烈な暑さと日差しをイメージしますが、なぜこのような風景が「夏の風物詩」といわれるのでしょうか?
夏は太平洋高気圧が支配する季節
- 夏はどのようにして始まるのでしょうか?
夏の始まり
- 夏が本格的になるのは、皆さんが夏休みを迎える1週間前くらいからです。その頃の天気図はこのようになります。
- このころになると、太平洋高気圧に伴って暖かく湿った「小笠原気団」と呼ばれる空気が日本中を支配し、冷たくて湿った「オホーツク海気団」を北に押し上げます。こうなると日本全国で「梅雨明け」宣言が発せられます。
- これが夏の始まりです。
夏の天気の特徴
- 下の天気図を見てください。夏になると北側に低気圧が集まり、南側に高気圧が集まってきます。このような気圧配置を南高北低(なんこうほくてい)といいます。
- この気圧配置になると、小笠原気団によってできた太平洋高気圧によって暖かく湿った南風が吹き込みます。そういうわけで、日本の夏は「蒸し暑い」のです。
- だから「蒸し暑い」夏に対応するため、日本家屋は風通しがよくなっており、着物には風を通す切込みが入っています。
本日はここまでとします。ご清聴ありがとうございました。