メーデーの思い出

メーデーの思い出

  • 皆さんこんばんは。オフィス・宮島です。今日は5月1日で、メーデーが行われる日です。このサイトを見ている方の親御さんは、本日休みだったと思います。
  • 私も10年前は某メーカーに勤務しており、メーデーにも参加したことがあります。その時の思い出をつづってみようと思います。

メーデー参加費用3000円

  • メーデーに参加している労働組合員は皆「会社の経営者や社会に労働者の労働環境を改善することを要求」するために自主的に集まってきている方々だと思われるでしょう。
  • 実際のところ、「会社の経営者や社会に労働者の労働環境を改善する」ことを要求している人はごく少数です。実際はメーデーに参加すると日当が出るから参加するからという人が99%です。残りの1%は役員だから仕方なく参加している…というのが現状です。
  • 私がかつて勤務していた会社では、メーデーに参加すると日当3000円が支給されていました。これは実話ですが、「なぜメーデーに参加するのか」と会社の先輩に問うたところ、「日当3000円が出るから」という答えが真顔で帰ってきました。
  • 実は私も日当欲しさに一度だけ参加したことがあります。実際にデモ行進を行っても誰一人元気よくシュプレヒコールを上げず、淡々と目的地まで歩いただけでした。目的地(N岡市公会堂)につくと、椅子が大量に並べられており、社民党の大物議員のスピーチを延々と聞かされます。内容は社民党がいつも街頭で言っている内容です。スピーチが終わると、JAMの会長(だったと思う)の音頭で連合ではおなじみの「団結がんばろう」で締めくくります。

ヘイトデモほど勢いのあるものではありません

  • 余りのアホらしさを感じた私は、翌年からメーデーには全く参加しませんでした。

会社が危機的状態でも賃上げを要求する

  • 私が某メーカーに勤務していた時、リーマンショックという前代未聞の世界的大不況に陥り、週休3日とか週休4日ということがありました。売り上げが大幅に減り、組合員の給与カットを行わなければやっていけない状況であるにも拘わらず、「ボーナス支給額アップ」を要求したときはさすがに怒りすら覚えました。
  • 会社が潰れてしまっては元も子もないのに、なぜ平然とエゴを突き通すことができるのかと本気で疑問に感じました。(その後某メーカーは親会社に吸収されました)
  • 確かに、給料がアップしなければモチベーションも上がらないし、子供がいる家庭では生活が苦しくなるのはわかります。しかし、会社の状況を顧みず賃上げを要求するのは、本末転倒ではないかと考えた次第です。TPPも可決しそうだし、世界情勢の大きな変化や中国・韓国の景気減速もだいぶはっきりしてきました。1年先がわからないこのご時世、労使交渉に力を入れるより、自分の収入額の範囲内で自分に投資するのが最も有効なお金の使い方ではないでしょうか。

長くなりましたが本日はここまでとします。ご清聴ありがとうございました。

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