電子レンジで加熱できるのはなぜ?
2014.03.28
カテゴリ:理科用語
電子レンジで加熱できるのはなぜ?
- 皆さんこんばんは。オフィス・宮島です。今回は「電子レンジで食品が過熱できる原理」について解説します。
- 皆さん一度は電子レンジを使っているとき、「なぜ食品が温まるのか」という疑問を持ったと思います。
- では、その原理について追っていきましょう。
そもそも「ものが温まる」ということは?
- 「ものが温まる」ということはどういうことなのでしょうか?
- 食料品には、「水分」が含まれています。「食品が温まる」ということは、「食品に含まれている水分子の振動が大きくなり、その振動が食品を構成する分子にも伝わり振動が大きくなる」ということです。
電子レンジで加熱できる理由
- これを踏まえたうえで、電子レンジで食品を加熱できる理由について解説いたします。
- 電子レンジというのは、マイクロ波という電磁波を食品に当てて、水分子を強制的に振動させます。それを食品全体で行うことによって温めているわけです。より短時間で効率よく温めるため、食品にマイクロ波がまんべんなく集中するように電子レンジ内を金属板で覆い、ターンテーブルと呼ばれる回転するテーブルを設置します。
- マイクロ波が食品に当たると、食品の内側の水分子が振動を始めます。これにより短時間で食品が温まるわけです。
- この2つの理由により電子レンジに入れると温まるというわけです。
本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。