直流・交流とは?
2014.03.06
カテゴリ:理科用語
直流・交流とは?
- 皆さんこんばんは。オフィス・宮島です。今回は「直流と交流」について解説いたします。
直流とは?
- 直流というのは、時間が経過しても電圧・電流の向き(プラスとマイナス)が変わらないもののことを言います。
英語ではDirect Currentといい、DCと略されます。
- 「電圧電流の向きが変わらない」のが直流と書きました。ただし「大きさも変化しない」とは一言も書いていません。ですから次に示す波形の電圧電流も直流になります。
- こういう電流のことを脈流といいます。上図の真ん中に示した形式の電流を「半波整流(はんぱせいりゅう)」、一番下の電流を「全波整流(ぜんぱせいりゅう)」といいます。
どんなところに使われているの?
- 電流の向きが変化すると困る部分に使用されています。たとえば灯油のくみ上げポンプの電源や電動カミソリの電源といったものに使用されています。
もっと身近なところだと、ミニ四駆や時計の電源にも使われています。
交流とは?
- 直流というのは、時間が経過すると電圧・電流の向き(プラスとマイナス)が変わるもののことを言います。
英語ではAlternated Currentといい、ACと略されます。
- 基本的には正弦波(サイン・カーブ)と呼ばれる曲線を描きながら電圧電流が変化します。次に示す波形も交流電圧・電流です。
- 矩形波(くけいは)・三角波・鋸歯状派(きょしじょうは)という名前がついたのは、波の形が矩形(長方形)や三角形、のこぎりの刃のような形になっているからです。
どんなところに使われているの?
- 正弦波はどこで使われているのかというと、皆さんのうちに必ずあるコンセントがあると思います。そこから供給されている電気はすべてこの波形です。矩形波はパソコンのクロック信号やディジタルオーディオの音に使用されています。
©KONAMI
- 鋸歯状波はディスプレイの走査線を制御するときに使ったり、シンセサイザーで音を合成するときに使用します。
本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。