渦電流とは?
2014.03.04
カテゴリ:理科用語
渦電流とは?
- 皆さんお久しぶりです。オフィス・宮島です。最近受験対策に追われているため、ブログを更新することができませんでした。少し落ち着いてきたので、ブログを再開いたします。本日は「渦電流」について解説いたします。
- 渦電流(うずでんりゅう)とは、ズバリ渦状に流れる電流のことです。正確にいうならば「同心円状に生じる電流」のことです。これはどんなところに利用されているのかというと…
- 上に示した動画は「アラゴの円盤」と呼ばれるものです。これは、永久磁石をアルミの円盤に近づけて回すと永久磁石が回転している方向にアルミの円盤が回り出すというものです。この原理は電力量計やスピードメータに応用されています。
- 身近なところだと、電磁調理器にも応用されています。
- これは、コイルと鍋が接触したときに生じるときに発生する渦電流によって発生する熱を利用しています。(下図参照)
- すなわち、鍋を「鉄心入り電磁石」にすることで、磁界が変化することにより電流が流れます。そのとき金属の抵抗はゼロでないため、ジュール熱が発生します。それを使って発熱しているわけです。
- だから、磁石にくっつく鉄でできた鍋でないと電磁調理器は使用できないわけです。
本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。