オームの法則とは?
2013.12.17
カテゴリ:理科用語
オームの法則とは?
- 皆さんこんばんは。オフィス・宮島です。今回は「オームの法則」について解説いたします。
- 中学2年の終わりで習いますが、これで電気回路が嫌いになり、理科が嫌いになるケースが多いです。ここさえクリアできれば、理科嫌いを防ぐことができますので、頑張ってついてきてください。では、さっそく始めます。
実験1 抵抗が一定の場合
- まず、下図に示す回路を作成します。
- ここで、抵抗Rを10Ω、50Ω、200Ωに固定し、電源電圧Eを変化させたときの電圧と電流の関係を示すと、このようになります。
- このグラフから抵抗が一定の時、電流は電圧に比例するといえます。これを数式で表すと…
E※=I・R
※Eは起電力(電源電圧)を表すときに使う。通常はVを使用する
実験2 電圧が一定の時
- 今度は、回路に加える電圧を一定にした状態で抵抗を2倍、3倍…と変化させた時の抵抗と電流の関係を示すと、このようになります。
- このグラフから電圧が一定の時、電流は抵抗に反比例するといえます。これを数式で表すと…
I=E※ / R
※Eは起電力(電源電圧)を表すときに使う。通常はVを使用する
これらをまとめると…
- 上の2項目をまとめるとこのようになります。
回路の電流は電圧に比例し、抵抗に反比例する
- これがオームの法則です。式自体は非常に単純ですが、どうしてその式が成立したのかを分かっていないと、実際の問題に使用することができませんので、上に示したことをしっかり理解してください。これを見てもわからないという方は、ブレッドボード、抵抗、ジャンプワイヤ、電源装置、テスタを購入して実際にやってみてください。すぐわかります。
本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。