蒸発と沸騰の違い

蒸発と沸騰の違い

  • 皆さんこんばんは。オフィス・宮島です。今回は「蒸発と沸騰の違い」について解説いたします。
  • まず、簡単に沸騰と蒸発の現象について説明いたします。

沸騰…水の場合、100℃に達したら水の中から泡が出てくる

蒸発…水の場合、100℃に達しなくても表面から水が無くなってゆく

  • これだけだと、違いがよくわからないので沸騰と蒸発の現象をもう少し細かく見てみましょう。

沸騰…100℃に達したら、水の中から泡が出てくる
→加熱することによって、液体内部で圧力に逆らってまで水分子が動き回るため、泡ができる

沸騰

蒸発…100℃に達しなくても表面から水が無くなってゆく
→中に元気のいい水分子がおり、それが外に飛び出してゆく

蒸発

  • 沸騰の解説で「液体内部で圧力に逆らってまで水分子が動き回るため、泡ができる」という文章があります。これは「液体内で水分子が激しく動いて外に出ようとするため、周りの水を押しのけることにより泡ができる」という意味です。
  • ちなみにこの現象は、蒸発とまったく同じなのです。すなわち、沸騰というのは加熱によって液体の中から蒸発が起きるということなのです。
  • 一言でいうのならば、液体の表面から水分子が外に出てゆく現象を「蒸発」、液体の内部から水を押しのけて水分子が外に出てゆく現象を「沸騰」というのです。わかったかな?

本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。

コメント


認証コード2139

コメントは管理者の承認後に表示されます。