飽和と溶解度
2013.09.22
カテゴリ:理科用語
飽和と溶解度
- 皆さんこんばんは。そろそろ中間テストが近づいてまいりました。本日は中間テストに出るであろう「飽和と溶解度」について解説いたします。
飽和とは?
- 物質が水やアルコールなどに溶ける量には限界があります。この限界値に達したことを飽和(ほうわ)といいます。人間で例えるならば、食事をして「もうおなか一杯」という状態です。
- この状態に達した水溶液のことを飽和水溶液といいます。この状態でさらに物質を溶かしても溶け残ってしまいます。
溶解度とは?
- 100グラムの水に溶かし、飽和水溶液になったときの溶質の質量を溶解度といいます。
- 溶解度を温度ごとにプロット(点を取る)したものを溶解度曲線といいます。
画像引用元 Wikipedia
- この図を見てもらえばわかるように、温度が上がると溶解度も上がってゆくが、食塩のように温度が上がっても溶解度がさほど変化しないものや硫酸ナトリウムのように38℃で溶解度がピークに達したのち、溶解度が下がってゆく物質や硫酸セリウム・九水和物のように温度が上がると溶解度が下がってゆく物質もあります。
- この問題は高校入試にも頻出しますので、しっかり覚えておきましょう。
本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。