銅について
2013.07.23
カテゴリ:理科用語
銅について
- 皆さんこんばんは。オフィス・宮島です。今回は「銅」について解説したいと思います。
- 皆さん「銅」という言葉を聞いて何をイメージいたしますか?
たぶんこんな感じだと思います。
- 10円玉といったお金に使う
- 3番目(金・銀・銅メダルという序列)
- 導線に使う
- 昔からあった
- 赤い金属で中学校の理科の授業でよく出てきた
- 実際にどのようなものかを見てください。(写真ですが)
銅の特性について
- 銅はこのような特性を持つ金属です。
- 比重8.96
- 金属光沢をもち、赤い(赤銅色)
- たたくと薄く広がり、引き延ばすと細く伸びる
- 耐食性(酸に侵されにくい)、電気伝導性、熱伝導性は実用金属中トップクラス
- 鉄鋼とともに古くから使用されている
- 銅がさびると緑青(ろくしょう)と呼ばれるものが発生する。
銅合金について
- 実用的な銅合金は次のようなものがあります。
- 青銅:Cu-Sn(スズ)合金
ブロンズ(bronze)のこと。強くて硬く、さびないという特性がある。特にスズ8%~12%を含む合金を砲金(ガンメタル:gun metal)と呼び、機械工業で広く利用されている。 - 黄銅:Cu-Zn(亜鉛)合金
真鍮(しんちゅう)・ブラス(brass)のこと。小中高に「ブラスバンド部」というものが存在しているが、この「ブラス」というのは、真鍮が由来である。
加工性に優れ、金と見まごう色を持つため、トランペットやベルといった楽器によく使用される。 - 白銅:Cu-Ni(ニッケル)合金
Niを20%含む合金のみ「白銅」と呼ぶ。それ以外の比率の合金は「ニッケル青銅」と呼ぶ。
白銅は銀と見まごう色を持つので、主に貨幣(100円玉や50円玉に使用)や復水管に使用される。Ni50%を含む合金は標準抵抗線として使用され、コンスタンタンという商品名で知られている。
- 青銅:Cu-Sn(スズ)合金
- …とまあ、このような感じです。
本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。