軽金属・重金属とは?
2013.07.14
カテゴリ:理科用語
軽金属・重金属とは?
- 皆さんこんばんは。オフィス・宮島です。しばらく空きましたがよろしくお願いします。本日は「軽金属・重金属」について解説いたします。
軽金属とは?
- 皆さんは「軽金属」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これはどういう意味わかりますか?
- たぶんわからないと思いますので、一言で言います。比重がチタン以下のものが軽金属です。
- チタン、アルミニウム、マグネシウム、ナトリウムなどは軽金属に分類されます。軽金属の特徴は何といっても軽いということです。
- 軽いため、強度を必要とするところを肉厚にすることで強度を確保できる(肉厚にしても重量への影響が小さい)という利点があります。たとえば、鉄で作成したボンネットとアルミで作成したボンネットの重量を比較すると、アルミ製ボンネットの重量は鉄製のそれの約3分の1になります。それはなぜかというと、単位体積当たりの質量が鉄の3分の1だからです。
- 最近はさらに軽いCFRP(炭素繊維強化プラスチック)やカーボンファイバーが注目されていますが、費用が高いため、比較的安価な軽金属を使うことが多いです。
重金属とは?
- 重金属というのはズバリ「重い金属」と意味です。どのように分類するのかというと、チタンより比重が大きい金属がそれに該当します。
- 代表的なものでは、鉛、鉄、銅、銀、金、プラチナなどが該当いたします。
- 人間とって重金属は体に不要であることが多いため、体が拒絶反応を起こします。鉛を大量に取り込むと鉛中毒を起こすし、純金のネックレスをずっとしていると、そこだけ炎症を起こす「重金属アレルギー」というものが起きたりします。
- 最後に軽金属・重金属の分類を示した図を示します。ちなみに一番軽い金属はナトリウムで、一番重い金属はオスミウムです。
本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。