力の合成の仕方
2013.06.06
カテゴリ:理科用語
力の合成の仕方
- 皆さんこんばんは。オフィス・宮島です。本日は「力の合成の仕方」について説明いたします。
- 昨日、力は「向き」と「大きさ」を持ったベクトルであると説明いたしました。では、どのようにして合成すればよいのか?について説明いたします。
- 次に示す2力があったとき、その力はどのようになるのかというと、このようになります。すなわち、F1、F2に平行な線を引き、それが交わったところに向かって矢印を引いたものが2力の合力となります。
- なぜこのようなことになるのか?
それは、次のような理由のためです。
- 力を合成する際、X方向(水平方向)とY方向(垂直方向)に分解します。F1、F2をそれぞれの長方形の対角線として、それをX軸とY軸に投影して分解します。そうすると、同じ成分同士で足し算・引き算ができるようになります。分解した力において、同じ向きの場合は足し、お互い逆方向を向いている場合は長さの差を求めます。
- そうすると、赤い矢印のように合力が再計算されます。そして、Fx、Fyに平行な線を引いて、その交点を求め、そこに向かって矢印を引くと合力が求まるというわけです。
- 少々難しいと思いますが、しっかり覚えておいてください。これさえきちんと理解していれば、何百の力の合力でも簡単に求めることができます。
本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。