力の単位について
2013.06.03
カテゴリ:理科用語
力の単位について
- 皆さんこんばんは。オフィス・宮島です。今回は「力の単位」について解説いたします。
- これから理科を学ぶ中学1年生の皆さん、力の単位に「N」(ニュートン)というものを使います。
- この「N」というのは、次のように定義されます。
質量1kgの物体を1m/s2(1秒間に秒速1メートルの速度に加速させる)の加速度を生じさせる力
- 上述の定義を数式で表すとこうなります。この式を運動方程式といいます。
- 力の単位は質量(kg)に加速度(m/s2)を掛けた単位(kg・m/s2)になりますが、これを書くと訳がわからなくなるので1つにまとめたものが「N」というわけです。こういうのを組立単位といいます。
- 加速度が重力加速度(g=9.8m/s2)のとき、「1N」というのは、このように定義されます。
質量100gの物体を9.8m/s2(1秒間に秒速9.8メートルの速度に加速させる)の加速度を生じさせる力
- 中学校では主にこちらを使用します。高校以降では一番上に書いた式を使用いたします。
本日はここまでといたします。ご清聴ありがとうございました。