大根の食べる部分は植物のどこ?
2013.05.16
カテゴリ:理科用語
大根の食べる部分は植物のどこ?
- こんばんは。オフィス・宮島です。今回は大根の食べる部分はどこなのかについて説明したいと思います。
- 夏はサラダ、冬はおでん、漬物にすると非常においしい大根…この部分はいったい植物のどの部分に当たるのでしょうか?
実は…
- 皆さんがよく見かける青首大根をご覧になってください。
- 上の図を見てもらえばわかると思いますが、白い部分には白いひげのようなものが生えていると思います。これは「側根」と呼ばれるものです。大根は双子葉植物ですので、以前説明した双子葉植物の特徴の4番目に「たくましい根を持ち、主根・側根を持つ」と書きました。だから、白い部分は「主根」です。
- しかし、青い部分はいったい何なのでしょうか?
青い部分には白いひげのような側根が生えていません。実はこの部分は茎なのです。大根は上に葉がつくので、葉の根元に当たる部分だから茎というわけです。
- すなわち、我々は大根の「根」と「茎」を食べているのです。
これとよく似たカブの場合は?
- 大根とよく似た植物である蕪(カブ)の場合は、どこを食べているのでしょうか?
- 図を見てもらえばよくわかると思いますが、蕪には側根と呼ばれる白いひげがありません。だから蕪の場合は茎を食べていることになります。わかったかな?