生物の観察について②
2013.05.11
カテゴリ:理科用語
生物の観察について②
- おはようございます。オフィス・宮島です。前回に引き続き「生物の観察」について解説してゆきます。
ルーペ
- 「ルーペ」とは、小さなものを拡大して観察するときに使用するものです。
- ピントを合わせるときは、ルーペではなくものを動かします。
画像引用元 教材イラスト図版工房
おまけ
- これも「ルーペ」です
顕微鏡(けんびきょう)
- 小さなものを拡大して観察するときに使用します。タイプは2種類ありますが、使い方は同じです。
画像引用元 オリンパス株式会社
- 顕微鏡の部位について説明いたします。
場所 | 名前 | 機能 |
---|---|---|
A | 接眼レンズ(せつがんれんず) | 「目と接するレンズ」という意味で、ここからのぞく |
B | 鏡筒(きょうとう) | 光がとおる道 |
C | 焦点ハンドル(しょうてんはんどる) | ピントを合わせるときに使用し、写真のタイプは鏡筒が上下する |
D | アーム | 角度を変えたり顕微鏡を抑えるときに使用する |
E | レボルバー | 対物レンズを切り替えるときに使用する |
F | 対物レンズ(たいぶつれんず) | 「ものに対するレンズ」という意味で、観察するものを拡大する |
G | クリップ | プレパラート(後述)を抑えるために使用する |
H | ステージ | プレパラートを置く台 |
I | 絞り(しぼり) | 光の入る量を調整するもので、ついていないタイプもある |
J | 反射鏡(はんしゃきょう)・光源ランプ(こうげんらんぷ) | 視野を照らすために必要な光を提供する |
K | 台座(だいざ) | 顕微鏡を支える土台 |
双眼実体顕微鏡(そうがんじったいけんびきょう)
- 上の顕微鏡の一種ですが、シャーレに入っている生きた微生物の姿を立体的に観察するときに使用します。
画像引用元 楽天ストア
ピンセット
- 手でつかめないものや、小さいものをつかむために使用します。非常に小さいものをつかむときは「コーク型ピンセット」と呼ばれる先端が鳥のくちばしのような形状をしたピンセットを使用します。
- また、材質はステンレスだけでなく、プラスチックや竹などがあります。これは用途(強い酸にさらされる、金属と反応してしまうため金属製が使用できない…など)に応じて使い分けます。
- 理科の実験だけでなく、プラモデル作りや医療分野、写真の現像の時にも使用します。
プランクトンネット
- 海や川に設置して、プランクトンを集めるための特殊な装置です。プランクトンは赤丸部分に集められます。
プレパラート
- 顕微鏡で観察できる状態にしたサンプルのことです。次のようにして作成いたします。
注意!
- 高倍率の対物レンズを使用する場合、ピントを合わせるときにプレパラートと接触してカバーガラスを割る事故が多発しています。ピントの再調整および掃除が大変なので注意しましょう。最悪の場合、弁償させられます!