海外では意外と少ないLINE

海外では意外と少ないLINE

  • 日本では、10代~20代を中心に友人間でコミュニケーションをとるツールとして、非常に広く普及しているSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)として有名です。しかし…

アメリカでは、わずか1%

  • 次の図をご覧ください。世界主要国におけるSNSサービスの利用状況を示したものですが、アメリカやイギリス、ドイツなどでは1%~2%と低迷しています。
  • また、アジア諸国においてもLINEの利用率が、低迷していることがわかります。特にLINEの開発元である韓国での普及率が日本のわずか5分の1にも満たないというところに注目してください。

SNSサービスの利用状況

  • では、なんで欧米諸国や韓国でLINEの普及率が低いのでしょうか?それは、次の理由が原因ではないでしょうか。

セキュリティに問題あり

  • 昨年(だったかな?)、LINEを使っているアカウントを乗っ取られ、電子マネーをだまし取られる被害が多発しました。それが前世界中で報道されており、「LINE=セキュリティ対策の甘いSNS」という風に受け取られているため、個人情報を預けようと思わないユーザが出ているためと思われます。
  • また、昨年6月には、韓国政府がLINEでの通話内容を傍受していることをFACTAがすっぱ抜きました。それによると、韓国のセキュリティ対策を行っている人物が、LINEでやりとりされるデータを大韓民国国家情報院が収集・分析していることを、日本の内閣官房情報セキュリティセンターとの協議の場で認めた上、情報の一部を中国に渡している…という疑惑も報道されました。

これとよく似たアプリがすでに存在するため

60%Whatsapp
  • 欧米諸国では、LINEとほぼ同じ機能をを持つWhatsapp(ホワッツアップ)と呼ばれるアプリが2009年に開発され、普及しています。これは、1年目は無料で使用できるが、2年目以降は99セントの利用料を請求されます。ただし、広告は一切表示されません。
    また、LINEに比べ、セキュリティ対策もしっかりしており、アカウント乗っ取りや国家機関が通信内容を傍受している…という話を一切聞かないので、利用者は安心して個人情報をWhatsappに託すことができるのだと思います。

動作の安定性に問題あり

  • LINEを使用していると、時々「初期化します」というメッセージが表示されて初期化されたり、メッセージが送信できなかったり…と、安定した動作が提供されていません。重要なことを使おうとしたときに、これだとねぇ…と欧米人は考えてしまうのでしょう。
  • この3点がLINEの海外展開を阻んでいるものではないでしょうか?

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